akieeのお楽しみ♪

Fortiesの日々をスマホ投稿。2018年からkiee piano blogに一本化しました。

粋なお爺ちゃん

今週のお題「私のおじいちゃん、おばあちゃん」

お爺ちゃん
粋な人でした。ブルージーンズに赤チェックの
ネルシャツが定番スタイルで、出掛ける時には
必ずハンチング帽を被り、真っ赤な二人のりミニクーパーに乗り込む。

朝食はフランスパンと年季の入ったコンロ式
コーヒーメーカーでじっくり落としたコーヒーと
決まっていて、甘党のお爺ちゃんはたっぷり
砂糖とミルクを入れて、美味しそうに飲んでいました。

晩年は施設で過ごしました。100歳のお祝いを一室借りて開いた時には、繰り返し、繰り返し、ありがとうと言って涙をこぼしていました。大好きな甘口の赤ワインで顔を赤くして、料理も驚くほどいっぱい食べて。

若い頃、お抱え運転手をしていたこともあり、
車椅子の自走がまた粋でした。
小刻みに切り返し、方向転換するさまには
譲れない誇りを感じました。

ある日、こんな夢を見ました。
私はベランダに立っていて、足元を猛スピードで
霧が流れて行きます。さらわれたらどうなるのかな?と思っていたところで、突然、ガチャン!と
大きな音がして飛び起きました。家族が食器を
割った音でした。
もー!ビックリさせないでよ!と時計に
目をやると間もなく深夜0時という時間でした。
奇妙な夢と重なって、印象に残りました。

翌朝、母から、祖父が亡くなったと
連絡がありました。消灯時間の9時から、
見回りの深夜2時の間のことだったそうです。

お爺ちゃんが知らせに来たのかな?
スピリチュアルとは無縁の私ですが、
そうであってほしい、最後のメッセージで
あってほしいと今でも思っています。